スタートアップ業界でよく使われるワード集 part1

ブログをはじめて、今まで2つの記事を公開してきました。

「スタートアップ業界のススメ 第一回」

「スタートアップ業界のススメ 第二回」

これらの記事は、「スタートアップ」業界を知らない人にも理解しやすいように解説する事を心がけてきましたが、記事中に出てくる「この業界独特の言葉やワード」に関しては、その場で解説してきませんでした。ワードに関しては、私もこの業界に入った時は全く理解できず、セミナーやカンファレンスで登壇されている方の話を聞いていても、スマホで言葉の意味を検索しながら聞く事が多く、これによって内容が頭に入ってこなかった、なんて事が多々ありました。先日、我々がセミナーを開く機会があったのですが、この業界ではない友人を招待したところ「何を言っているのかわからない」と言われ、話を詳しく聞くと「言葉の意味がわからないから、内容がわからない」という事でした。そういった事がないよう、ここで「押さえておきたいワード」を解説してみたいと思います。そのワードの意味や使用方法に、私なりの意見を加えて解説していきます。過去の記事が少しわかりづらかったと思った方、この記事を読んでいただいた後、もう一度、過去記事を読んでみてください。

ワード解説

読んでいても面白いように(私なりに)、解説を書いていきます。どんなに頑張って書いても、ウィキペディアには敵わないので、内容に色をつけるしかないのです!しょうもない蛇足つけるな!なんて言わないでくださいね。

ベンチャー企業

スタートアップ企業

イノベーション

キャピタル

ベンチャーキャピタル(VC)

キャピタルゲイン

ナレッジ

エコシステム

ハッカソン/アイデアソン

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ベンチャー企業

設立から5年程度以下と若く、インターネット等新しいビジネス領域を手掛けている会社。こういった意味で使うベンチャーという言葉は、和製英語だと思う。海外で「ベンチャー」という言葉はあっても、下記「スタートアップ」的な使い方はしないので、海外に行ったら気を付けよう。

スタートアップ企業

日本語での「ベンチャー企業」と似ている。「スタートアップ業界のススメ 第一回」で少し解説したが、「スタート(起業)」してしばらくの低空飛行or地中飛行の後、大きく業績や会社価値を「アップ」させる事が可能なビジネスや企業を指す。よって、緩やかに売り上げをジワジワ伸ばしていく企業は、創業5年以下であっても「スタートアップ」ではないと思っている。

イノベーション

革新、一新。日本では「大きな変化」という意味も持つ。スタートアップに限らず、どの業界でもこの言葉がよく使われる。仕事上の報告書では、とりあえずこのワードを出しておけば上司の評価が上がるとかどうとか?私が選ぶなら、ビジネス用語の「流行語大賞」を差し上げたい言葉。

キャピタル

資本、資産のこと。普通の人には「国の首都」という意味で知られているが、「資本という意味もあるんだよ!」と優秀なビジネスマン気取りで言ってみよう。「一目おかれる」か「誰でも知ってるわ」って言われるかで、自分の周りの人達の知識度が測れるメジャー的な使い方もできる。(友達なくしても知りませんが)

ベンチャーキャピタル(VC)

ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社のこと。 主に高い成長率を有する未上場企業(スタートアップ企業)に対して投資を行い、資金を投下するのと同時に経営コンサルティングを行い、投資先企業の価値向上を図る事も多い。上記で説明した和製英語「ベンチャー」という言葉を使っているが、このベンチャーキャピタルという言葉は、世界共通の言葉である。かっこよく「スタートアップキャピタル」と言ってみても、絶対に通じないので、覚えておこう。

キャピタルゲイン

株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のこと。主に会社の初期に投資を行い、安価で株を取得した後、会社成長とともに高くなった株を売却し利益を出すことを指す事が多い。上記ベンチャーキャピタルや、スタートアップ創業者、スタートアップの初期メンバーが狙うのが、この利益であり、うまくいくと、某スタートアップの初期に投資した米国の女子高生のように、数十億~数百億という目もくらむ大金を手にすることができる。ちなみに、よく言われる「スタートアップ創業者なら、ウハウハじゃん!」という言葉。「自社をEXIT(後述)させる」のと「結構な割合で株を持っている場合その株を全て売る事は難しいが、そこをなんとか現金化する」といった、エベレストなみの壁を越えた先にやっと「ウハウハ」になれるのであって、簡単にウハウハになれないので、そこを理解しておく必要がある。

ナレッジ

一般的には「知識」や「知見」といった意味の英語である。 企業経営に関する用語としては、企業が蓄積しているあらゆる情報を体系的に可視化し、営業活動や経営活動に有益な情報を「知識」として新たに活用する考え方を表す際に用いられる言葉であり、これが「ナレッジデータベース」である。私のコンサルタント時代、非常に苦労した思い出があり、優秀なビジネスマンになるほど「仕事に対する自分なりのナレッジ(テクニック)」をもっており、その貴重な個人的データベースを出す事を、普通は嫌がる。よって、データベース化が非常に難しい。仕事で得たナレッジは、だれに所有権があるか?個人か企業か?といった大きな問題になっていくのである。

エコシステム

本来は生物学における生態系を意味する単語だが、近年ではビジネスにおける特定の業界全体の収益構造を意味する単語として用いられる。 1つの企業の収益構造は一般的に「ビジネスモデル」と呼ばれるが、ある業界にかかわる複数の企業が協調的に活動して業界全体で収益構造を維持し、発展させていこうという考え方によるもの。ちなみに、私達が創業しているFabFoundryは、「ハードウェアスタートアップと、それに関わるモノづくり企業」全体のエコシステムを作っている企業です。興味がある人は、連絡してください。

ハッカソン/アイデアソン

この言葉は、スタートアップ業界の言葉ではなく、人が集まる場所を中心に、イベントとして色々なトコロから聞かれるようになった。〇〇ソンの「ソン」はマラソンのソンであり、長時間やり続けるといった意味でネーミングされている。長時間といって、週単位ではなく、12時間、24時間といった単位である。「ハッカ」は「ハック」の意味。すなわち、24時間ハック(そぎ落とす・ブラシュアップする)し続ける事、アイデアを持ち寄って話し合う事、などを指している。欧米的に「ハッカソン/アイデアソン」といった、かっこよい呼び方をしているが、日本には昔からある言葉で代用できると思っている。すなわち、「〇〇合宿」である!!「ハッキング合宿」「アイデア持ち寄り合宿」で良いではないか!合宿という言葉をはやらせよう!(うそです)

まだまだ解説したい言葉がたくさんありますので、急遽2回に分け、今回はここまでとします。あまり長く書くと読む方々が疲れるのではないででしょうか(本当は自分が書くのが疲れているだけなんですが)。次回をお楽しみに。


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